ふたりごと

予想通り休み時間のたびに神崎君の周りに集まる女の子たち。

見たことのない子もいて、わざわざ他のクラスから来てるのかと思うとむしろ感心してしまう。

…とりあえず貴重なお昼休みをこんなにうるさいところで過ごすのはまっぴらなわたしは、学校にある中庭の、ちょうど木で影になっているお気に入りの場所へと避難した。
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