ゆるっと!スマイル・デイズ☆
2.学生と言えば部活よね!
放課後。
校門にはすでに先輩達の部活動勧誘戦争が始まっていた。
ここ、海百合(ウミユリ)高校は、1年生は1週間以内に部活動に入らなければならない校則がある。
灯莉「トホホ…1週間以内に部活を決めないといけないなんて…あかりは帰宅部がいいよぉ…」
雫「私も部活動よりは、お家でゴロゴロしてたいなぁ。
まぁとりあえず、入る部活は寮に戻ってから考えよ?」
灯莉「そだねっ。あ!そう言えば!」
雫「ん?」
灯莉「学校の近くに最近できたスイーツ屋さんがある見たいで!しずくちゃん一緒に食べに行かない?」
雫「(あかりとデートっ!)(一緒にアーン♡したりして!)はぐぅっ!?」
雫のよからぬ妄想は一瞬にして顔に現れる。
灯莉「あわわわ…しずくちゃん鼻血出てるよっ!?」
「し、しずくちゃん?」
雫「あ、ごめんごめん。つ、ついよからぬ事を…」
「ってそれよりそのお店気になるから一緒に行く♪」
灯莉「やったー♡そうと決まればレッツゴー☆だよっ!」
その時、灯莉は何者かに袖を掴まれた。
ちとせ「ま、まって…あかりちゃん…」
灯莉「や、薬師丸さん?」
この一瞬が2人には長く感じたのだった。