ゆるっと!スマイル・デイズ☆

そして放課後。
灯莉と雫は新しく出来たスイーツ屋へ向かっていた。

灯莉「やっと学校終わったぁ…」
「甘いの食べなきゃやってられないっ!」

雫「あまり甘いのばかり食べ過ぎると太っちゃうぞ♪」

灯莉「あかりは成長期だから沢山食べても大丈夫なのだ!」

雫の目線が下がる。

雫「沢山食べだ方が大きくなるかもね♪」

灯莉「今、胸のこと言った!!あかり貧乳じゃないよっ!」
「確かに他の子より少し小さいかもだけど、夢と希望が詰まってるのっ!」
「可能性の塊だよっ!」

灯莉は必死だった。かなり必死だった。貧乳を誤魔化すために。

灯莉「今凄くムカつくこと言われた気がする…」

こっちも地獄耳だった。ってちゃんとナレーションします。

歩く事10分。周りの建物とは違い1つオシャレなお店が建っていた。
お店の入口隣にはカラフルなメニュー板。
メニューは和風系から洋風までの様々なスイーツ。
そして何より、スイーツ一つ一つの色形のこだわり凄い。
そのアートのようなスイーツは女子高生達の胃袋を掴むだけではなく、SNS映えとしても凄く人気を集めているのである。


灯莉「やっとお店に着いたね。凄くオシャレなスイーツ屋さんだね!」

雫「オシャレすぎてお店が眩しく見える…」

灯莉「少し緊張しちゃうけど、来たからにはお目当てを食べなきゃ!入るよ!しずくちゃん!」

雫「うん♪」

2人は無邪気な子供を思わせるような足取りで店内へ入っていった。

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