小悪魔彼女×溺愛彼氏
「おはよ~!」


いつものように
教室に入ると一目散に莉子の元へ。


「莉子聞いて~。別れた~。」


そう、昨日の夜、付き合っていた
何人目かわからない彼氏と別れた。


それを聞いた周りの男の子達が


「美桜ちゃん別れたの!?」


食いついてきた。


「そうなんだよね~…。」


そう言えば


「俺は!?」「俺と付き合おう!」


私の思い通りの返事が返ってくる。


こうなると莉子はこの場をいつも離れる。
巻き込まれたくないんだって。


たまにだけど、
ここに便乗して
『じゃあ莉子ちゃんは俺とどお?』
って言ってくる人がいる。


それを避けるために
莉子は逃げる。
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