小悪魔彼女×溺愛彼氏
これに火がついたのか、
颯人君も負けじと3ポイントを決める。


この時ばっかりは
私と莉子も敵同士。
試合が終わればお互いの褒め合いが
始まるんだけどね。


ピー―っという終了の合図。
得点は67-65
2点差で斗真たちのチームの勝ち。


「やったぁ!勝った!!」


ぴょんぴょんと飛び跳ねながら
喜ぶ私の足元には
落ち込む莉子。


「またか~。この前も2点差で負けた…。」


「まぁでも結局同じチーム。
2人が組めばもっとすごいじゃん?」


私の言葉に莉子も「そうだね。」と
笑顔になった。


***


帰り道。
部活を見ていくと必ず
送ってくれる斗真。


「ねぇ、斗真のクラスは何やるの?」


すると斗真はすご~く嫌そうな顔をして答えた。


「…ホストクラブ。」
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