小悪魔彼女×溺愛彼氏
斗真は私の質問に固まっていた。


「え、聞いちゃダメだった?」


「いや、ダメってわけじゃないけど、
…言いたくない。」


何か拗ねてる…?
気まずいような、どこか照れてるような、
そんな感じ。
何この可愛い生き物…。


私は思わずぎゅーっと抱きしめた。


「斗真可愛い。」


「は!?可愛くないし。
別に男避けとか思ってないからな!」


…え?


「男避け…?」


斗真は、あっ、て顔をして
大きくため息を吐いた。


「あー、もう、言うつもり
なかったのに…。
美桜、俺と付き合ってから
更に告白増えただろ?
だからガキっぽいけど、
俺のモノって印、つけたかった。
こう見えて、独占欲強いから!
重いから美桜の前じゃ見せないように
してたのに…。」
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