小悪魔彼女×溺愛彼氏
「うん!食べて!
あ、そうだ。みんなも良かったら!
いっぱい作って来たから!」


「え、いいの?」


同級生の男の子に聞かれたから
笑顔で頷いた。


「「「いただきます!!」」」


みんなが一斉にお弁当の方へ
駆け寄ったんだけど…


「絶対食わせねえ。」


斗真が大量のサンドイッチと
おにぎりを抱えて守っていた。


「いいじゃないっすか!!
美桜さんが食べてって言ったんすよ!?」


「俺はいいって言ってねーし!
美桜が作ったもんお前らに食われてたまるか!」


死守している斗真が可愛くって
クスッと笑ってしまった。


「いいじゃん、斗真。
それに一人でそんなに食べられないでしょ?」
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