小悪魔彼女×溺愛彼氏
そう言えば、拗ねたように
渋々みんなに差し出していた。


「「「いただきます!」」」


今度こそおにぎりやサンドイッチを
手に取った子達が
口いっぱいに頬張っていた。


「「「めっちゃうめーーー!!」」」


すっごく喜んでくれて
私も自然と笑みが零れた。


***


その後からはたんたんと進んでいく試合。


どんどん勝ち続け、今日の試合はここまで。


「すごいね!!明日は準決勝だよ!」


あと2回勝てば優勝という所まで来ていた。


「まぁ、美桜からのご褒美が待ってるから
負けるわけにはいかないよな~?」


と、意地悪な顔をした。


そんな姿にときめく私は相当重症かもしれない。
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