小悪魔彼女×溺愛彼氏
斗真が好きすぎて困る…。
この感じ、いつまでも忘れないでいたいな。




「ほら!いつまでも浸ってないで帰るよ!
明日も早起きだよ~!
私もお弁当作るから!」


莉子に手を引かれ、
ほとんど人がいなくなった会場を
あとにした。


***


家に帰って明日の準備をした後、
自分の部屋でまったりしながら
今日の試合の動画を見返していた。


みんな息が合っていて、
斗真と颯人君のコンビネーションは
ずば抜けてすごい。
タイミングよく出るパスとか
これからどこへ動くのか、
分かっているかのような場所に
ボールが飛んでいく。


それを受け取った斗真が放つボールは
吸い込まれるように
綺麗な弧を描いてゴールの中へ。
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