小悪魔彼女×溺愛彼氏

好きってなに?

朝、いつもよりも早く目覚め
準備に取り掛かる。

髪のセットとメイクを完成させて
リビングへ降りる。


「おはよ~!」


「あら、今日は随分と機嫌がいいうえに
メイクもばっちりね。」


お母さんは私の変化にすぐ気付く。


「彼氏できたんだ~。」


えへへと報告すると


「また?一昨日別れたばっかりじゃない!」


「そうだけど~、いいの!」


私とお母さんは仲がいい。
あ、もちろんお父さんともだけど。
それに、二つ上にお兄ちゃんもいる。
元々は私と同じ高校に通っていて、
今は大学に行ってる。
私のとっかえひっかえは
お父さんにもお兄ちゃんにも
心配されるくらい。


「はよ~。」


そこへお兄ちゃんが起きてきた。
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