小悪魔彼女×溺愛彼氏
「おい!朝からなにいちゃついてんだよ!」


背後から声がして
振り返れば部員数人の姿が。


「いいな~、俺もケチャップ拭いてほしい。」
「てか食いたい。」
「てか、彼女欲しい。」


どうやら一部始終を見られていたみたい。


「うるせぇっての。」


私は恥ずかしくなったのに、
斗真はそんな野次を一蹴して、
二つ目のホットドッグを手にしていた。


あと一口で食べ終わる頃、
先生から集まるようにと指示が出たので
口をもぐもぐさせながら行った。


広げたのを
片づけようと思って
手を伸ばすと


「美桜。」


斗真に呼ばれてそっちを見ると
「こっちに来い」と手招きをしていた。


訳が分からないまま行くと
莉子も颯人君の隣にいた。
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