小悪魔彼女×溺愛彼氏
頭にハテナマークを浮かべていると


「円陣組むってよ。」


円陣?
それに私達入っちゃっていいの?


莉子もえ?と言う顔をしていた。


「お前普段ふざけてるけど、
昨日はお前の飯のおかげで
みんな頑張れてたからな~。
マネージャーみたいなもんだな。」


ガハハと笑うのは
私の体育の教科担任。


体育やらな過ぎて
いっつも怒ってばっかだったから
嫌いだったけど、
今の言葉でちょっと先生が好きになった。


他の部員の子達も
笑顔で受け入れてくれて、
斗真が大好きな場所の
一員に慣れた気がして
心がポカポカした。


私の左には斗真、右に莉子、莉子の右は颯人君
の並びで円を作った。


「よっしゃ!気合入れてくぞ!」


「「「おおーーーーー!!」」」


そこにいたみんなの気持ちが
1つになった。
< 293 / 306 >

この作品をシェア

pagetop