小悪魔彼女×溺愛彼氏
「…っお、美桜!」


「へ?」


「何回呼んでもぼーっとしてて
返事しないし。
ホント自由人。」


私そんな自由人かな?


「ほら、自転車貸して。
押していくのと
俺の後ろに乗るの、
どっちがいい?」


え!そんなの!


「乗る~!!」


「了解。」


またポンって私の頭を撫でて笑った。


…これ好きかも。


そんな事を思いつつ
自転車の後ろに跨る。


「出発~!」


落ちないように
ぎゅーって斗真にしがみつく。


さすがバスケ部。
腹筋すごいし、細いのに
がっしりって感じ。


ずっと触っていると
斗真の大きな手に両手を包まれた。


「コラ、触りすぎ。
襲われたい?」
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