小悪魔彼女×溺愛彼氏
今日も安定に教室に着けば
莉子の元へと猛ダッシュ。


…のはずが逆に莉子が私の元へとやってきた。


「ちょっと美桜、朝から自転車
ラブラブ登校って!
すっごい噂だよ!」


学校の王子様に関する噂は
回るのが早いね~。
びっくりしちゃう。


「えへへ~。」


そんな噂も耳に入って
プラス斗真のさっきの笑顔が
頭をちらついてニヤケが止まらない。


「…美桜、顔デレてるよ。」


一歩後ずさりをしならがら
莉子に指摘された。


そんなにひどい?


だってなんか楽しいんだもん。


「まぁ、でもなんかよかった。
王子が美桜を選んだ理由は分からないけど
幸せそうだからいいね!
おめでと、美桜。」


久し振りに莉子に
おめでとうって言われた。
いつもはとっかえひっかえだから
おめでとうなんで言われないで
どうせまたすぐに別れるでしょ?
って言ってきたから。
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