小悪魔彼女×溺愛彼氏
「ねぇ、斗真。」


ほら、またそうやって
甘えた声で俺の名前を呼ぶ。


「ん?」


短く返事をすれば
伏せていた顔を上げ視線が絡まる。
…この角度はえぐいな。
上目遣い、少し潤んだ瞳、赤く染まった頬。
こんな顔で


「好き。」


そんな事言われたもう。


「限界。」


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