小悪魔彼女×溺愛彼氏
美桜を壁へ追い込んで
覆いかぶさるように包み込み
長いキスをする。
途中で漏れる声や吐息が
更に俺を刺激する。


俺はクールなんかじゃない。
美桜を前にすれば
こんなにも冷静じゃいられなくなる。


俺をこんな風にさせた責任は
きちんととってもらわなきゃ。


「と…っま。」


「黙って。」


美桜の言動すべてが
俺の理性を吹っ飛ばす。


俺は満足するまで
美桜の唇を堪能して離れた。


一応学校だからここまで。
ここで止められる俺は偉いと思う。
なのに美桜は


「…もっと。」


俺のシャツの裾を握って
悪魔の囁きをする。


これは、計算でもなんでもなく
素で言ってる。
なんとなく分かる。


ふざけてる時は
俺をからかいに来てるけど、
こうなれば美桜は自分の心に
素直に動く。


もしかしたら半分は天然なのかも。
うわ、質が悪い。
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