小悪魔彼女×溺愛彼氏
現に今は
男の子の番号は
斗真とお父さんとお兄ちゃんだけ。


他は一斉削除した。


だから今まで
鳴りやまなかった携帯はとても静か。


斗真に言われたわけじゃなくて
自分の意志で。
私変わったなって自画自賛。
だってそう思わない?
昔の私ならあり得ない。
彼氏いたって他の人と
連絡取ってたし。


今は斗真がいればそれだけでいい。
本気でそう思うんだ。


「今までの彼氏の事。」


「は?」


ふふ、まぬけな声。


「考えてたの。
比べちゃいけないだろうけど
斗真には誰も敵わないなって思ってた。」


すると斗真はふっと笑って言った。


「じゃなきゃ困る。
美桜を一番大事に出来るのは
俺なんだから。」


あ、今心臓キューって締め付けられた。



こんなラブラブの私達に
早くも亀裂が入るなんて
私には想像も出来なかった___
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