ポーカーフェイスは私を守る。
第一章 センパイに冷たい態度。

宿題教えて。

上田 可奈。16歳。
いつもポーカーフェイスの普通の女子。

「可奈ちゃん!」

「なに?」
ギロリと先輩を見る(睨む?)。

「お、おぉ…絶賛不機嫌中か…?」

「いいえ。そんなことありません。用件ってなんですか?」

「あぁ、俺アホでさ…」

中略

「…宿題を教えろと?」

「うんうん!お前頭いいだろ!?」

「頑張りな。そんな時間、説明している間に
取られたよ。」

「な、なんそ、なかば!(そんな、ばかな!)」

「goooleに聞けばいいじゃないですか。
『ok、gooole。勉強教えて。』って。
yaooo知恵袋にでも質問しとけ、それだけだよ。」

「そんなぁ…」

「それ以外わかりません、先生に聞いてもいいじゃないですか。」

「…それだと、宿題やってないのがバレちゃう。」

「知らんわそんなこと。辞書でも見とけ。
昼休みが無駄になったわ。『先輩のせい』で。」

「そ、そんなぁ…頼むよ、お願いだよ…
ねぇ…」

「…先輩。後輩に聞くのって、なぜですか。
同級生に聞けばいいじゃないですか!」

「それは…」

「はい、先輩のアホ発動。お疲れ様。
gooole先生に質問ね。」
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