ポーカーフェイスは私を守る。
第二章  言葉に気を付けよう!

遊びの約束

私決めた。
先輩と話してると、ついつい悲しませるから
嫌だったんだ。怖かったんだ。
でも先輩と話してるのは楽しいし、
言葉を気を付ければ、先輩とも上手くいくハズ!

「可奈ー!!」

「あ、先輩。どうしたんですか?」
ポーカーフェイスだけど、声はできるだけ明るくした。これが最善の方法だ。

「ビック大ニュースだ!」
『大』付けすぎ。

「どうしたの!」

「最近アホじゃなくなってきてるよな!?」

「うん!」

「アホじゃなくなりました~!」

「いえーい!」
…断定できんの?いや、
諦めないって、大事なんだね。

「性格もずいぶん変わりましたね~」

「だろだろだろ!?」

「すぐに変われるもんなんだね!先輩の場合!」

「そうだなぁ、『奇跡』かもしれないな!」

「でもさ…先輩が頑張ったからじゃないですか。私の場合諦めてたけど、先輩は諦めないじゃないですか。先輩の実力、すごいと思います!」

「そうか!?ありがと!」

「あ、そうだ!」

「どうかしたのか?」

「そうそう、話したいことがあるんでしたよ。
『私の部屋で遊ばないか?』って話なんです!」

「ほうほう!楽しそうだな!」
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