ポーカーフェイスは私を守る。

大遅刻の予感

「遅刻だ遅刻だぁ～っ！！！」
自転車最速スピードで道路を駆ける。
交通事故寸前と言って過言ではないだろうかね。

*

無事間に合ったが…

「ふぅううう…」
疲れたぁ。

「どうしたんだ、上田…」

「私、遅刻しそうになっちゃって…そ、それで…自転車最速スピードで…」

「わかった…保健室はまず行くな。そんな理由で休めるわけない、却下だ。」

「えー…」

「死ぬほどでは別にないだろ？」

「は、はい…」

「じゃ、授業始めるか。」

「…」

「みんなー席につけー」

「授業始めるぞー」

「あ、その前にHR始めるぞー」

「「はーい」」

「じゃあ出席！」

「大野！」

「はい！」