工業高校のイケメン達に愛されて【下】



ちらっと相葉くんの食べているパフェに視線を移す。


…チョコレートパフェもすごく美味しそうだなぁ。


このお店予想以上に美味しくて良いお店だから、次来た時にでもチョコレートパフェ食べようかな。


なんて考えていると、



「中村、こっちのパフェ食べる?」



と、相葉くんが自分のチョコレートパフェを指差してあたしに問いかけた。



「いいの?食べたい…!」



迷わず、YESと答える。


やったやったぁ…!


嬉しさで思わず顔が綻んでしまう。


あたし、甘いものには目がないんだよなぁ…。


自分のスプーンを相葉くんのパフェの方に移動しようとした。



「…ほら。」


「…ん、え?!」



自分のスプーンでパフェをつつこうと思ったその時、目の前に生クリームとチョコレートアイスが乗った別のスプーンが差し出された。


こ、このスプーン相葉くんのだよね…?!


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