工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「もう…相葉くん恥ずかしいよ…。」
少し頬を膨らませて相葉くんに訴えたけど、
「悪い、なんか食べさせたくなって。さすがに見られてるとは思わなかったわ。俺まで恥ずくなってきた…。」
なんて赤くなった顔を手で覆ってそんなこと言うものだから、なんだか怒れない…。
カップルじゃないのに…ラブラブだなんて…もう、ほんとに恥ずかしい。
けど、不思議と嫌ではない。
むしろ、嬉しい…かも。
あれ…なんで、嬉しいんだろ…?
ドキドキと胸がうるさいけど、とりあえず美味しいって伝えないと。
「チョコレートパフェ、美味しかった。」
「…ん、そうだろ。もうひと口いる?」
そう言って相葉くんはもうひと口パフェをすくおうとしてくれた。
「だっ、大丈夫…!ありがとう!」
すごく、すごく嬉しいけど…これ以上はあたしの心臓がもたない…!