工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「…そっか。」
相葉くんはスプーンを持った手を落として少ししゅんとしたけれど、またパクパクと自分の口へパフェを運んでいく。
あたしも自分のパフェをすくって、ゆっくり口へ運んだ。
「俺…お前とカップルって思われんの、嫌じゃねえかも。」
「…っ!げほっげほっ。」
い、今なんて…!?
相葉くんが急にそんなことを言うからむせ返ってしまった。
「お、おい…大丈夫かよ。」
「ご、ごめん…!ありがとう。」
相葉くんはむせたあたしを見てギョッと目を見開いたけど、すぐ紙ナプキンを差し出してくれた。
「…本当だから。本当に、そう思った。」
相葉くんはあたしを見て、真面目な顔つきでそう言ってくれた。
…あたしも…なんて、言えない。
なんで、あたしもそんなふうに思ったのか、よくわからないし…。