工業高校のイケメン達に愛されて【下】
それにしてもスカートってなんか足元スースーするねー!と言って、陸くんはミニスカートでパタパタ足元を仰いだ。
ノリノリの陸くんに他の3人は、ちょっとびっくりした表情をしている。
「緋奈ちゃん、僕の格好どお?」
「す、すごく似合ってる!可愛い!あたしなんかよりも…」
「えー?緋奈ちゃんの方が似合ってるに決まってるじゃん!双子コーデだね!あとで写真撮ろー!」
「う、うん!撮ろうね。」
「僕、昔から可愛い可愛いって言われすぎててありがたい反面、男だし正直少し迷惑な気持ちもあったけど、今日はもう可愛いって言って欲しい!だからみんなもどんどん僕のこと褒めてよね!」
3人に向かってびしっと指をさしてそう言った陸くんは女装した自分の姿にとても自信を持っているみたい。
「はは。陸、意外と似合ってるじゃん。」
坂口くんはクスッと笑って陸くんにそう言った。
坂口くんの言葉に、意外と、は余計だけどね!と陸くんは口を尖らせていた。