工業高校のイケメン達に愛されて【下】



なんとか、目が覚めたらしい滝本くんは相葉くんの隣に立ち2人で会話をしていて。


時に陸くんや坂口くんやあたしも混ざってみんなでワイワイと会話する。


他のクラスメイトはあまり緊張していないみたいで、普段と同じように騒いでいた。


はじめての文化祭、いつもと違う教室、服装、全部が新鮮でみんな心が浮き立っているように見えた。


文化祭開始まであと数分____。



「あ、みんなー!ちょっと真ん中に集まって!!」



すると、横沢くんのよく通るその声で、みんなを教室の真ん中に集める。


あんなにワイワイガヤガヤと騒いでいたのにも関わらず教室の隅にいたクラスメイトにまでしっかり聞こえていたみたい。


…なんだろう、なにするんだろう?



「みんなで円陣組もう!ほら、肩組んで!」



にっこり笑顔で横沢くんは両手を広げてみんなと輪になる。


円陣!!


わあ、なんか一致団結って感じ…!!


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