工業高校のイケメン達に愛されて【下】
はっ、集団の男子高校生だ…!
しかも髪は明るくてピアスやアクセサリーをたくさん身につけていて制服はダボダボ…いわゆる不良っていうやつだろうか。
うちの学校にもそういう服装の人がいるけど…この人たちは学ランを着崩しているから違う制服…他校生だ。
彼らはあたしを見下ろして、なんだかニヤニヤと笑っているように見える。
背の高い他校生の彼らの威圧感がすごくて、あたしは萎縮してしまう。
って、ダメダメ。
お客さんなんだから、ちゃんと対応しないと。
あたしが注文を聞こうとする前に、集団の他校生の男の子たちが先に口を開いた。
「君、めちゃくちゃ可愛いね!」
「え、この学校の子?このあと俺たちに文化祭案内してよ!」
「店番何時まで?!」
ひい…!
立て続けに他校生から色々言われて、パニックになって目がぐるぐると回る。
「あ、あの、えっと…」