工業高校のイケメン達に愛されて【下】
2学期スタート
ピピピ…ピピピ…
「んん〜…」
起床時刻を知らせるめざましの音に、窓から差し込む太陽の光。
ピピピ…ピピピ…
うう…ねむいよ〜…。
枕に突っ伏して仰向けの状態で、手探りでめざまし時計をぱちっと止めた。
あ〜…もう起きる時間だあ…。
今日からまた学校だあ〜…。
憂鬱…。
まだ寝ていたい…。
あと5分くらいなら、大丈夫だよね。
うん、もう少し寝よう。とそう思って再び寝の体制に入ろうと思ったその時。
「緋奈〜?起きなさーい。ご飯できてるわよー!」
お母さんが隣のリビングからあたしを呼ぶ声が…。
うう…これはもう、起きなきゃだ…。
目をこすりながら、重たい体を起こす。