工業高校のイケメン達に愛されて【下】



りりかちゃんもきょとんとした顔で、4人のことを見つめた。



「緋奈。この人たちって…。」



はっ、そういえば…。


夏休みに会ったときにみんなのことを話したら何故か、りりかちゃん怒ってたよね…?!


だ、大丈夫かな、大丈夫だよね?



「…うん!この人たちがあたしの友達。」


「はぇえ…本当にみんなイケメン…。えと、君も男の子なんだよね?」



りりかちゃんが指したのは陸くん。



「うん!そーだよ!」



陸くんはメイドさんのカチューシャとウィッグを外した。


りりかちゃんは4人を見て、ほんのり頬を赤く染めてぽかんと口を開けている。


あれ、りりかちゃん…なんだか予想外の反応なんですけど…?



「みんな、紹介するね。あたしと同じ中学に通ってた…。」


「あ、あたし川嶋 りりかです!緋奈がいつもお世話になってます!」



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