工業高校のイケメン達に愛されて【下】
優しいとか熱いとか…りりかちゃんはみんなから何を感じ取ってるんだ。
なぜか、あたしが恥ずかしい気持ちになってしまって、自分の両手で頬を抑えた。
「も、もう…りりかちゃんてば。」
「あーもう羨ましいっ!あたしも彼氏欲しいなぁっ。」
「ま、待って待ってっ。あたしにだって彼氏いないよ!」
りりかちゃんは大人っぽい顔つきで美人さんだし、性格も明るくて昔からみんなの人気者。
男の子にだってモテるはず。
中学生の時、男の子にいっぱい告白されていたのを覚えてる。
「ふっふっふー。またあの子たちと話したいし、緋奈からもっともっとあの子たちの話聞きたいなぁ。」
「う、うん。今度一緒にご飯行こ!」
りりかちゃんは完全にあの4人に興味を持ったみたい。
夏休みに会った時はすごい勢いで物申しに行く!とか許せない!とか言ってたけど…みんなを気に入ってもらえてよかったぁ。
あたしはほっとして胸を撫で下ろした。