工業高校のイケメン達に愛されて【下】
まだりりかちゃんと談笑していると、今度は横沢くんが教室へと戻ってきた。
横沢くんは屈託のない笑顔をあたしに向けた。
「緋奈ちゃーんお疲れ!」
「お疲れ様、横沢くん。呼び込みありがとう!」
「全然!呼び込みついでに他のクラスにも寄って遊べたし満足!午後のシフト頑張れる!…って、お友達?」
横沢くんはりりかちゃんに視線を向ける。
りりかちゃんには横沢くんのことは話していなかったので、首を傾げている。
「あ、りりかちゃん。クラスメイトの横沢くん。文化祭の実行委員で一緒なんだ。」
「そうなんだ!どうも。」
りりかちゃんは軽くぺこりと横沢くんに頭を下げる。
横沢くんも軽く会釈をすると、あたしたちの座るテーブルの空いた椅子に腰掛けた。
「いやーそれにしても緋奈ちゃん本当メイド服似合うなぁ。一緒に働きたかったなぁ。あはは!」