工業高校のイケメン達に愛されて【下】



横沢くんを見上げるとさっきはいつも通りのにこにこ笑顔だったのに今は…その笑顔が消えている。


その顔が怖くて、震える手をあたしはぎゅっと握りしめ声を振り絞った。



「あの、実行委員の集まりじゃ…?ここに集まるの…?」


「ううん、違うよ?」



あたしの疑問をあっさり否定した横沢くん。



「ごめん。実行委員の集まりは嘘。それより良かった。やっと2人っきりになれた。」


「え…。」



え…嘘だったの?


なんで、どうしてそんな嘘をついたの?って…聞く間もなかった。



「きゃ…っ」



あたしは横沢くんによって空き教室の床に押し倒されたから。


横沢くんはあたしに馬乗りになって…あたしは下半身を動かせないし腕も手首をがっちり掴まれていて身動きが取れない。


それによって、さっきまであたしが胸に抱えていた畳んであったメイド服の衣装もぐちゃぐちゃに床に落としてしまった。


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