工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「おはようっ緋奈ちゃん!」
「わっ!みんな!おはよう、久しぶり!」
振り返るとそこには、いつもの4人。
陸くんに坂口くんに、滝本くんと相葉くん。
元気にあたしに声をかけてくれたのは陸くんだ。
ぽんっとあたしの肩に手を置いたのも陸くんで、肩にとどまっていたその手はあたしの体を陸くんの体へ引き寄せた。
「わあっ」
「えへへっ、久しぶりの緋奈ちゃんだあ〜」
陸くん、甘えたモード…。
「夏祭り以来だね緋奈ちゃん。元気にしてた?」
となりの陸くんの反対側から坂口くんがあたしの顔を覗き込んだ。
「あ、うん!あたしは見ての通り、ずっと元気だよ!坂口くんも、夏休み楽しかった?」