工業高校のイケメン達に愛されて【下】
そんなあたしに相葉くんも腰を下ろして立膝をついて、あたしと目線を合わせた。
「悪い…大丈夫か?」
「うん、大丈夫…ごめんねっ」
バクバクと心臓が鳴りっぱなし。
相葉くんに絶対聞こえてしまってる。
腰を抜かして地面についたあたしの手を、相葉くんがぎゅっと包み込むように握った。
余計に心臓がうるさくなる。
でも、心地いい。
「もっと…」
「ん?」
「もっと、して…?」
「…っ」
不思議だ。
すごくすごく恥ずかしいのに、もっとちょうだいってお願いするなんて。
恥ずかしいけど、嬉しいから、幸せだから…たくさん欲しくなるんだ。
「…可愛すぎだから。」
「…ん…っ」
また、甘いキスをたくさんくれる。
あたしたちは休み時間が終わるまで…手を繋いだまま、初めてのキスを夢中で繰り返した。
______翔くん、好きです。