工業高校のイケメン達に愛されて【下】
い、いちゃいちゃって…!
まあ…その、そうなのかな…?
『ていうか、相葉くんとどこまでいったのよ?緋奈!』
「へっ?どこまでって…まだ2人で遠くに出かけたことなくって。学校の近くのショッピングモールとかかなあ?」
そことか、駅前とか。
まだ付き合ってそんなに時間も経ってないしね。
それに、翔くんのお家にお邪魔するのは、付き合ってから初めて。
テスト期間の勉強会は、ファストフード店やカフェに行ってた。
『…って、違うよ緋奈!』
りりかちゃんは大袈裟にはぁーっとため息を吐いてから、呆れたような声を発した。
「へっ?」
『そうじゃなくて!ハグしたとかキスしたとかその先とかっ!』
「あ、ああっそういうこと…っ」
そういえば付き合ってすぐの頃に、坂口くんたちにも似たことを聞かれたような…。
…って、その先って?!
「その、ハグやキスは…うん、してる。」