工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「けど、翔くんとそーいう話したこともないし…。」
『ええ?そうなんだ。まあ相葉くん女の子苦手だもんね、そーいうのにも興味なかったんだろうね。』
「う、うん…?」
『でもっ!今は緋奈っていうかわいい彼女がいるわけだし、興味ないわけないって!もしかしたら、我慢してるかもしんないじゃんっ?!』
「え、が、我慢…?!」
それって、どういうことだろう。
『うふふっ、お家デートってふたりっきりだし…そういうムードになってもおかしくないよね。クリスマスイヴだし、もってこいのシチュエーションだと思うけどな!』
「え、えええっ!」
ど、どうしよう。
どんどんりりかちゃんの話題についていけなくなりそう…!
でも…そっか。
恋人同士になったってことは、いずれ翔くんともそういう…。
い、今は想像できないけど…っ!
考えただけで胸がドキドキする。