工業高校のイケメン達に愛されて【下】



ぎゅっと力強く緋奈の手を握って、2人並んで歩き出した。


俺の家に向かう前に、買い物をすることになっている。


今日はクリスマスパーティーも兼ねているし。


誕生日とクリスマス、どっちのイベントにもぴったりの食べ物がスーパーにたくさん並んでいるだろう。


ケーキは、クリスマス当日はすぐに売り切れたりしてるから買うのは難しいと思って、事前に予約しておいた。


やっぱ、ホールケーキがいいなと思ったからな。


俺の家の最寄り駅で電車を降りて、ショッピングモールへと歩いて向かった。


ある程度、パーティーの飯はなにを作ろうか事前に相談して食材をメモにまとめておいた。


買い物に慣れている緋奈が、俺がメモにまとめた食材をどんどんカゴに入れていく。


俺は、カゴ持ち。


これくらいしか、出来ることねぇからな…。


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