工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「プレゼントいっぱいもらいすぎだぁ…翔くん、このスマホケース、テディベアのデザインだけど大丈夫なの?」
そういった緋奈は、俺のスマホに視線を移した。
今、俺が使ってるスマホケースはシンプルな黒のデザインだ。
新しいスマホケースはデザインのタイプは、全く違うし使ったことないものだけど。
「全然。緋奈と同じものだし。」
「…えへへっ。本当にありがとうっ!今から早速つけるねっ!」
「俺も。」
「…あ。待って、その前に。」
「?」
「あたしも、翔くんにプレゼントあるの!」
「俺に…?」
まじか。
それは、予想外だった。
緋奈が持ってきていた大きめのトートバッグからガサガサと物音を立てて。
出てきたそれは…大きめのラッピング袋に包まれた正方形のプレゼント。
「…はいっ!これ、あたしから。」
「ありがとう…。」