工業高校のイケメン達に愛されて【下】
緋奈は嬉しそうに笑って、ネックレスとスマホケースを大事そうに胸に抱いた。
「早速スマホケース替えるねっ!あ、ネックレスもつけてみてもいい?!」
「ふっ…どうぞ。」
俺がそういうと、緋奈は興奮気味に新しいスマホケースをパッケージから出して取り替えた。
俺も新しいものに付け替えて、ふたりのスマホを合わせた。
「わあ、かわいいっ!」
「だな。」
緋奈が気に入ってくれて、素直に嬉しい。
…あいつらに見られたら、絶対からかわれるんだろうな、俺が。
あいつら、俺を茶化すの楽しんでやがるからな。
まあ、別にいいけど。
緋奈が隣にいてくれてることが俺にとって大事だから、からかわれてもなんか特に気になんねぇや。
緋奈が恐る恐るネックレスを手に取って、首の後ろで金具を一生懸命つけようとしている。
けど、なかなかうまくつけられないみたいだ。