工業高校のイケメン達に愛されて【下】



あたしの頭を優しく撫でながら、激しいキスを繰り返す翔くんに…あたしは溶けちゃいそう。


自由になっている自分の両腕を、翔くんの首の後ろへぎゅっと回した。


あたしのこと、翔くんの好きなように…してほしい。


翔くんに身を委ねたいって、やっぱり思っちゃう。



「緋奈…。」


「んっ…あ…っ」



翔くんの唇が離れたかと思えば、その唇はさっきみたいにあたしの首筋を這った。


でもさっきみたいには吸い付かないで…何度も何度も甘噛みされる。


吸い付かれるよりも、もっともっと恥ずかしくてゾワゾワして気持ちが良くて、おかしくなっちゃいそう…。



「ひゃっ…ん…っ」


「…かわい。」



翔くんもこういうキスは初めてなのに、あたしなんかより全然余裕そうな笑みを浮かべてあたしを見下ろしていて…何だか負けた気分。


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