工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「え、ええ!?」
『もし2人が良ければ、今から合流したいんだけど!』
まさかの陸くんからの提案。
嬉しい、すごく嬉しいけど。
ちらりと翔くんに視線を移すと。
「…やっぱ、そんなことだろうと思ったわ。」
陸くんの声がすべて聞こえている翔くんは少々呆れながら、後頭部をガシガシとかいている。
ど、どうしよう。
陸くんたちの気持ちは嬉しいけど、翔くんの意見を聞かないと。
けどあたしが口を開く前に、翔くんが口を開いた。
「…まああいつらは、俺とお前の大事な友達だから。お前のこと祝いたい気持ちはわかる。」
「う、うん?」
「お前が嫌じゃなければ、俺は全然いいよ、あいつらが来ても。」
「い、嫌じゃないよ!あたしも大丈夫!」
翔くんはあたしの隣へきて、あたしのスマホに近づいた。