工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「別に俺はひどくねぇ。陸が悪い。」
翔くんは、無表情でスパッと言い切った。
あ、あはは…。
「そんなことよりさ、とりあえず座ろうよ。」
坂口くんの声で、みんなあたしのいる方へ歩いてきて、ソファの下に敷いてあるホットカーペットに円になるように座った。
「あー、あったけぇここ。」
手をこすりながら暖をとっている滝本くんは、あたしの左隣に座った。
「そーだろ。」
翔くんはあたしの右隣。
「優介、めちゃくちゃ鼻赤いもんな。」
「魅斗も結構赤いよ?僕も鼻どころか顔全体冷たいっ!はやくあったまれ〜!」
坂口くんと陸くんがあたしの前に座っている。
「で、なにすんだ。」
みんなに向かって首を傾げた翔くん。
「フッ、俺ゲーム持ってきたんだけど。とりあえずみんなでこれやらね?」