工業高校のイケメン達に愛されて【下】



「よし、片付けちゃお!」


「そうだな。…助かる。」



この部屋の有様にドン引きしながらも、ふたりでせっせと片付けを始めた。


今日の朝、ふたりで凝って飾りつけたクリスマスツリーや他の装飾を取るのはちょっと寂しかったけど。


また来年できるもんね。


その時に使えるように、大事にしまっておこう。



_________



「ふーっ!終わったぁ!」


「ああ。」



片付けがひと段落したところで、ふたりでソファに腰かけた。


リビングを見渡すと、あたしが朝来た時と同じように、綺麗に片付けられている。


頑張ったー!


伸びをしたあと隣の翔くんの肩に、こつんと頭を預ける。


翔くんは、あたしの頭を優しく撫でてくれる。


へへ、落ち着くなぁ。


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