工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「よし、片付けちゃお!」
「そうだな。…助かる。」
この部屋の有様にドン引きしながらも、ふたりでせっせと片付けを始めた。
今日の朝、ふたりで凝って飾りつけたクリスマスツリーや他の装飾を取るのはちょっと寂しかったけど。
また来年できるもんね。
その時に使えるように、大事にしまっておこう。
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「ふーっ!終わったぁ!」
「ああ。」
片付けがひと段落したところで、ふたりでソファに腰かけた。
リビングを見渡すと、あたしが朝来た時と同じように、綺麗に片付けられている。
頑張ったー!
伸びをしたあと隣の翔くんの肩に、こつんと頭を預ける。
翔くんは、あたしの頭を優しく撫でてくれる。
へへ、落ち着くなぁ。