工業高校のイケメン達に愛されて【下】



委員会が行われている教室に入ると、半数くらいのクラスは指定の席についていて、ガヤガヤと賑わっていた。


黒板に掲載された席順に、あたしたち2人も腰かけた。


さっきクラスで出し合った案を記入したプリントはあたしがクリアファイルに挟んで持っている。


コスプレ&タピオカショップかぁ。


タピオカって、いますっごい流行ってるよね。


クラス全員でコスプレをすることになっているけれど、みんなどういうカッコするのかなあ。


あたしはコスプレとかしたことないし、自分がどんな衣装着ることになるのか、全然想像つかないや。


クリアファイルを握りしめてそんなことを考えていると、横沢くんから声をかけられた。



「中村さん、文化祭楽しみ?」


「うん!文化祭って高校生活ですごく盛り上がる行事だと思うから、楽しみ!」


「だよなあ!俺もめっちゃ楽しみ!中村さんと同じ仕事できるし、めっちゃ張り切ってるよ俺!」


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