終わりにした夫婦
···亜子①
弁護士の片山さんから
「離婚届提出してきました。」
と、連絡を頂いた
「ありがとうございます。
片山さんには、大変お世話になりました。」
と、言うと
「ご主人から
“すまなかった。”
と、伝えて欲しいとの事でした。」
「・・・そうですか、
ありがとうございます。」
と、話して
豪、菫、柊に離婚が
成立したことをラインで知らせた。
「了解しました。
母さん、幸せになってね。」と、菫。
「早かったね。
また、四人でご飯食べよう。」と、豪
「わかった。
これからは、母さんの思うように
生きて欲しい。」と、柊
両親の離婚を簡単に承諾したわけでは
ないことは、わかっていたが
文句や嘆きを言うこともなくて
・・・ありがとう、三人とも
とても優しい子供達で
亜子は、ありがたかった。
両家の両親にも報告した。
山名のご両親からは
離婚の話をしてから
ずっと、謝られていたが
また、沢山謝ってもらった。
そして、
「亜子さんの幸せを
祈っているから。
もしよければ、遊びにきてね。」
と、言ってもらえた
「はい、是非。
子供達も、おじいちゃん、おばあちゃんを
大切に思っていますから。」
と、話した。
西森の両親は、
「帰ってきたら。」
と、言ってくれたけど
職場から遠いからと話をした。
年老いた両親に心配をかけて
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
でも、正基さんが
すぐに対応してくれて良かった。