終わりにした夫婦

···歓迎会


RestHausに勤めてから
半年がたった。

社長や従業員の皆さんから
インテリアの事を教えてもらいながら
自分でも勉強して
少しずつ取り組んできた。

デザインも面白いけど
空間にインテリアを配置するのも楽しい。

ましてGOEMONでの
接客業も楽しくて
私は毎日が楽しくてたまらなかった。

毎日が慌ただしい中
今日は、私の歓迎会を
開いてくれると・・・

従業員の皆さんも忙しく
中々、日程があわなくて・・

皆さん、忙しいの
だからと思い
恐縮していると······

「みんな、亜子ちゃんと
飲みたいから、この日はダメとか
この日が良いとかが続いて
遅くなってごめんな。」
と、社長。
「みなさん、忙しい中すみません。」
と、私が言うと

「全然いいの。みんな 
亜子ちゃんの歓迎会楽しみにして
いたんだから。」
と、皆さんに言って貰えた。

みんなで、ワイワイ騒ぎながら
飲んで食べて、楽しかった。

「でも、亜子ちゃんの旦那さんも
こんなに綺麗で優しい人を
大切にしないなんて。」
と、ゆかさん。
「あらいいじゃない
だから、私達と出会えたのだから」
と、さやさん。
「本当だな。」
と、春さん。
「私もみなさんに
出会えて良かったです。
お仕事も楽しくて
みなさんに
優しくして頂いて幸せです。」
と、言うと
みなさん、照れていた。

じゃ、二次会へと・・・
なった時に
片山さんが現れた。
「おっ、やっと来たな。」
と、社長は言って
「亜子ちゃんを紹介してくれたのが
片山だから
呼んでお礼を言わないとな。」
と、笑いながら言うと

片山さんは、
みなさんに頭を下げてから
「お久しぶりです。西森さん。
元気そうで安心しました。」
「はい。先生っ、
いやっ、片山さん。
すみません。
片山さんのおかげです。
すごく素敵な職場を
紹介して頂いて、本当に
ありがとうございました。」

"いけない、いけない
先生と呼ばないでほしい"
と、言われていたんだ。
と、思っていると

「クスっ、大丈夫ですよ。
でも、良かったです。
そう言ってもらえて
青山に紹介して・・
良かったのかな・・と・・」
「何いってんだ。
うちで、間違いないんだよ。」
と、言う社長に
皆、頷きながら笑っていた。

本当に温かい人達に出会えて
先生には感謝している。

その後も楽しく飲んで
解散となった。
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