終わりにした夫婦
帰宅して・・玄関を開ける
玄関先には電気はついているが・・・
「ただいま」
返事はない・・・
「もぅ・・寝てるか。はぁ‥‥
仕方ない、俺も簡単にシャワーをあびて
寝ることにしよう。」と・・・
本当は・・・
起きて待っていて欲しかった。
『お疲れ様でした。』
と、妻に一言 言って欲しかった。
だが、三時を過ぎてるし・・
無理か·····
と、思いながら浴室に向かう。
妻とは、もう何年も一緒の部屋には
寝ていない。
俺のイビキで眠れないからと
いつしか、妻は別の部屋で
寝るようになった。
妻、亜子とは知人の紹介で知り会った。
亜子は、凄く綺麗な女性だった。
俺は、一目惚れをして
何度も何度も告白をして
やっとOKを貰えて
付きあえるようになった。
付き合っても
いつか誰かに取られるのではないかと
不安で、付き合って一年を待たずに
プロポーズをした。
その時、亜子のお腹には
俺との赤ちゃんができていた。
俺達は、
母子手帳の事もあり
急ぎ、籍を先にいれることを
話し合って決めた。