終わりにした夫婦
···優しいご両親
「とても、お優しいご両親ですね。」
「そうかな?父は厳しい人だったよ。
母は、いつも僕の見方だったけどね。
だけど、亜子があんなこと言いだして
びっくりしたよ。
やっぱり僕との結婚は嫌だったのかと
慌ててしまって。」
「ごめんなさい。
でも、気になっていたの。
羽叶さんは、私がいたら良いと
言ってくれるけど
ご両親は、違うのではないかと
心配だったから。
私の両親もそこを気にしていたから。」
「もし、両親が違っても
僕は、亜子を離すつもりないから。
それは、忘れないで。」
と、言って車の中で
キスをしてくれた。
「・・・・あり・・がとう」
と、幸せを噛み締めた。