終わりにした夫婦
···皆を大切に
それから少しして
両家に挨拶をして
子供達や青山夫妻に報告して
みんなに、呆れられながら
沢山喜んでもらって
入籍をして
私は、〖片山 亜子〗となった。
結婚式は、あげずに
あの時、二人で見た
ウェディングドレスを着て
家族全員で写真を取り
羽叶と二人だけで撮ったり
皆で沢山 写真を撮った。
その一部が
寝室に飾られている
羽叶は、私の両親も子供達も
子供達の家族も大切にしてくれる。
だから、皆、羽叶が好きで
孫達も羽叶の事が大好きだった。
私は、変わらずに青山夫妻の
元で仕事をさせてもらい
羽叶も弁護士として頑張っていた。
今も変わらずに
私にべったりで離れない
羽叶だが、私は彼の好きなように
させていた。
家族は、あきれながら
仲の良い事だから
と、温かな目で見てくれていた。