ありえない。
「ありがとうございました、薫さん。」

『いや、てか手が赤くなってる。』

「こんなの、全然大丈夫ですよ。」

薫さんは、今度は悲しい顔をしていた。

『桜ちゃんだよね?俺は、高橋 優。よろしくね。』

「よろしくです。」

ふわっとイケメンさんと自己紹介。

『優、俺送って行くから…先帰っといて。』

『おっけ〜、じゃあまたね。』

優さんは、笑いながら行ってしまった。



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