ありえない。
夕方のサイレンの音で目が覚めた。

あれ、どこだっけ?

『起きたか。』

目の前に薫さんがいて…

「ごめんなさい!勉強の途中に寝てしまって。」

『別に大丈夫。要点まとめといた。』

私の苦手なところ中心に丁寧な字でまとめられたノート。

「ありがとうございます。」

本当に、薫さんには助けてもらってばかりだ

「薫さん、テスト頑張ります。」

『おう。終わったら、ご飯に連れてってやる。』

「はい!」

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